お早うございます。藤森です。第2回目の今日はECサイト向けリスティング広告の 適切な入札単価 についてです。
・例1
客単価1万円、粗利率40%、CPA2000円、コンバージョン率(CVR)1%、クリック単価20円
のアパレルECサイトがあったとしましょう。その中で、CPAが3600円のブランド(仮にAとします)があれば、明らかに手を打つ必要があります。
AのCVRは0.8%で、クリック単価は29円。この場合、CVRも低めですが、それ以上にクリック単価が高すぎることが原因です。入札単価は29円以上になっているでしょうから、これを16~20円くらいに下げるのが望ましいでしょう。
・例2
同じECサイト内にリスティング広告のCPA5500円のブランドBがあったとします。クリック単価は22円で、CVRは0.4%。この場合、単価よりCVRが低すぎることが要因です。そこで検索クエリを調べたところ、ブランドBと似た名前のスポーツシューズ名で検索するユーザーが多いことに気づきました。そのシューズ名を除外すれば、無駄なクリックが減り、CVRも改善されるでしょう。そのクリックの単価が高ければ、クリック単価自体下がることもありますね。
ECサイト向けリスティング広告では、他のHPよりも数値計算がしやすいので、正確・適切なクリック単価を算出しやすいはずです。